チャイコフスキー

(1840〜1893 ロシア)
チャイコフスキーは,19世紀後半のロシアの作曲家です。幼いころから音楽に親しみ,才能にめぐまれていましたが,法律学校で勉強して,いったんは法務省で働き始めました。しかし音楽への思いを捨て切れず,23さいのときにペテルブルク音楽院に入り,音楽家として生きる道を選びます。
卒業後,かれはモスクワ音楽院で教えながら,ピアノ協奏曲第1番やバレエ音楽「白鳥の湖」のほか,たくさんの作品を発表していきます。やがて,チャイコフスキーの作曲活動を支えるために,裕福ゆうふくなフォン メック夫人がお金の援助えんじょをすることになりました。彼は音楽院の仕事をめ,作曲に専念します。その後は,ヴァイオリン協奏曲をはじめ,さらに多くの作品が生み出され,彼の名声は西ヨーロッパへも広がっていきました。
たゆまぬ努力で作曲を続けたチャイコフスキーは,最後の作品となる交響曲こうきょうきょく第6番「悲愴ひそう」の初演を指揮した9日後に,その一生を終えています。

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