当社の創業者である市川都志春は、バイオリニストから作曲家へと転身し、音楽の専門家としての道を邁進しておりました。そして、夢は一人の音楽家としての枠を超えて、さらに壮大なものへと変化していきました。「もっともっと多くの人に音楽の素晴らしさを伝えたい」…。この切なる想いは、やがて“音楽教科書”という新たな道を切り拓き、昭和23年9月『教育芸術社』創業。以来70年にわたり、「学校教育の場から、日本の音楽教育、音楽文化を支援する」という理念のもと、会社のもつ組織力、専門性に日々磨きをかけながら、企業として成長してまいりました。

創業時から受け継がれる揺るぎない理念。その根底に流れているものは“感動する心”であると私は考えます。当社は長年にわたり、つねに誠実さをモットーに音楽教育の現場と向き合ってまいりました。そのなかで培われてきた“音楽によって感動する心に触れること”、そして“人と人を真心でつないでいくこと”。これこそが私たちにとっての原動力であり、新たな創造力の源になっていると確信しております。　

今後ますます情報化が進み、価値観も多様化する時代へと向かっていきます。私たち教育芸術社は、音楽教育に携わる企業として、果敢なチャレンジ精神をもって時代のニーズに柔軟に対応するとともに、感動に満ち溢れた人と人とのコミュニケーションをより一層大切にしていきたいと考えます。そして創業以来の願いである“音楽のさらなる普及”に貢献できるよう日々努力を重ねたいと思っております。

株式会社 教育芸術社
代表取締役社長　市川かおり