ショスタコーヴィチ〔ショスタコービチ〕

(1906〜1975 ロシア)
ロシアのサンクトペテルブルクに生まれたショスタコーヴィチは,ピアニストだった母から音楽の手ほどきを受け,その才能を開花させていきました。やがてペトログラード音楽院に入学,その卒業作品としてつくられた「交響曲こうきょうきょく第1番 ヘ短調」は,旧ソビエト連邦れんぽう国内のみならずヨーロッパ各地でも演奏され,かれの名は広く世に知られるようになりました。
その後,オペラ「鼻」などの劇音楽や映画音楽を多く生み出した時期を経て,オペラ「ムツェンスク郡のマクベス夫人」でショスタコーヴィチは決定的な成功を収めます。ところが,この作品を全面的に否定する評論が出されました。彼はいったん作品の発表を休止しましたが,その後,満を持して交響曲第5番 ニ短調の初演にふみきりました。「革命」という通称つうしょうで呼ばれることもあるこの交響曲はとりわけ大きな成功を収め,これによってショスタコーヴィチの名誉めいよは回復されたのでした。
ショスタコーヴィチは,ときに当局による批判を浴びながらも,常に創作の手を休めず,生涯しょうがいを通じて数多くの傑作けっさくを生み出しました。また,教育者としてもすぐれた人物であったことが知られており,彼のもとからは多くの作曲家が巣立っています。


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