シェーンベルク

(1874〜1951 オーストリア→アメリカ)
ウィーンに生まれたシェーンベルクは,ほぼ独学で作曲法を学び,19世紀末から本格的に作曲活動を開始しました。
ちょうどそのころ,西洋の芸術音楽の世界は大きな転機をむかえていました。過去200年にもわたって発展してきた作曲様式を意識的にくずすような試みがなされるようになってきたのです。シェーンベルクは,こういった新たな動きを強力に推進した人物でした。
かれは,弟子のベルク,ウェーベルン〔ヴェーベルン〕とともに「無調むちょう」といわれる作曲方法を開拓かいたくし,1920年代に入ってからは,これをさらに理論的に発展させる形で,「十二音技法じゅうにおんぎほう」といわれる作曲方法も確立しました。
シェーンベルクが1912年に作曲した「月にかれたピエロ」は,この無調の音楽の傑作けっさくとして知られています。

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