プロコフィエフ
(1891〜1953 ロシア)
プロコフィエフは,ロシアがソヴィエト連邦 へと移り変わる激動の時代に生きた作曲家です。
早熟なプロコフィエフは,10歳 になる前に作曲を始め,ペテルブルク音楽院の生徒であったころから次々と話題作を発表しました。1917年のロシア革命のあと,アメリカに亡命し,のちにフランスに移り住みます。その間,ピアニストとして活躍 しながら,オペラ「3つのオレンジへの恋 」「炎 の天使」,ピアノ協奏曲第3番などをはじめとする多くの作品を書き上げました。
40代の半ばにソヴィエトにもどってからは,時にソヴィエト当局による批判に苦しみながら,「聴 き手にわかりやすく,しかも独創的な音楽」をつくろうと努力を続けました。このソヴィエト時代に生まれた代表的な作品には,バレエ音楽「ロメオとジュリエット」,子どものための物語「ピーターと狼 」,ピアノ ソナタ第7番などがあります。
プロコフィエフは,ロシアがソヴィエト
早熟なプロコフィエフは,10
40代の半ばにソヴィエトにもどってからは,時にソヴィエト当局による批判に苦しみながら,「