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岡野(おかの)貞一(ていいち)

(1878〜1941 鳥取)
岡野貞一は,明治の終わりごろから,多くの唱歌を作った作曲家です。
彼(かれ)は明治11年,鳥取県に生まれました。7歳(さい)で父親を亡(な)くしたのち,岡山(おかやま)にいた姉のもとでキリスト教系の学校に通い,ここで音楽の基礎(きそ)を学びました。18歳のとき東京音楽学校に入学し,卒業後はこの学校で教えながら,文部省唱歌の作曲委員を務めました。
作曲した唱歌には,作詞委員であった高野辰之(たつゆき)とのコンビによる「日のまる」「春がきた」「春の小川」「もみじ」「おぼろ月夜」「ふるさと」などがあります。これらは今日の音楽の教科書にも取り上げられ,広く歌いつがれています。また彼は,日本各地の校歌の作曲も数多く手がけました。

※東京音楽学校:現在の東京芸術大学音楽学部。
※文部省唱歌:明治の終わりから昭和初期にかけて文部省が編集した音楽の教科書に掲載(けいさい)された歌。文部省は,現在の文部科学省。

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