ムソルグスキー

(1839〜1881 ロシア)
19世紀後半のロシアには,自分たちの「国民音楽」をつくることを目指す作曲家たちが現れました。かれらはやがて,「ロシア五人組」と呼ばれるようになりますが,その一人がムソルグスキーです。
ロシアの地主の家に生まれた彼は,母からピアノを習いながら,音楽の才能を現しました。士官学校を出て,軍人としての生活を始めたものの,そのころに出会ったボロディン,キュイ,バラキレフらから刺激しげきを受けて,作曲に専念するようになりました。その後,交通省で働きながら,オペラ「ボリス ゴドゥノフ」やピアノ組曲「展覧会の絵」などの作品を生み出していきました。しかし,孤独こどく感に苦しみ,やがて破滅はめつ的な生活へとふみこんでいった彼は,42さいをむかえてまもなく,病によってこの世を去りました。
ムソルグスキーは多くの作品を未完成のまま残していますが,彼の独自の音楽は,のちの世代の作曲家に大きな影響えいきょうをあたえています。

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