マーラー

(1860〜1911 オーストリア)
マーラーは,19世紀後半のドイツ音楽を受けつぎながらも,大胆だいたんな発想でいろいろな要素を作品に取り込み,たいへん長く大きな音楽を作った作曲家です。またかれは,指揮者としてもはなばなしく活躍かつやくしました。
ボヘミアのユダヤ人家庭に生まれたマーラーは,早くから音楽の才能を示し,ウィーン音楽院で学びました。卒業後は,各地の歌劇場で指揮者を務め,37さいのときにウィーンの宮廷きゅうてい歌劇場の総監督かんとくになります。指揮者として非常にいそがしい日々の中,彼は短い休みの間に作曲活動を続け,交響曲こうきょうきょくや歌曲の大作を生み出していきました。最後の数年はアメリカにわたり,ヨーロッパとアメリカを行き来するうち,病にたおれ,50年余りの生涯しょうがいを終えています。
壮大そうだいな構想に基づく彼の作品は,当時はじゅうぶんに高い評価を受けることができませんでした。しかし20世紀後半になって,あらためてその音楽の価値に人々の強い関心が寄せられるようになりました。

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