ファリャ
(1876〜1946 スペイン)
ファリャは,20世紀前半のスペインの作曲家です。スペイン南部の都市カディスに生まれた彼 は,母にピアノを学び,また若いころから作曲も始めていました。20代の初めにマドリードに出て,ピアノと作曲の腕 をみがいたあと,今度はパリへと向かいます。ここで多くの作曲家たちと出会い,彼らから大きな影響 を受けました。そして,ファリャはそこからさらに一歩ふみ出し,スペインの民俗 音楽の要素を取り入れた独自の作風を確立するのです。
代表的な作品には,40歳 ごろから次々と発表された,交響的 印象「スペインの庭の夜」,バレエ音楽「恋 は魔術師 」「三角帽子 」,その後グラナダに移り住んでから作曲されたチェンバロ協奏曲などがあります。また,舞台 カンタータ「アトランティダ」の作曲は,途中 でアルゼンチンへの移住をはさみ,ファリャの最後の20年の月日をかけて続けられましたが,未完成に終わりました。
ファリャは,20世紀前半のスペインの作曲家です。スペイン南部の都市カディスに生まれた
代表的な作品には,40