クープラン

(1668〜1733 フランス)
音楽の歴史を調べてみると,有名な音楽家を何人も生み出した家系がいくつかあることに気づくでしょう。中でも有名なのが,ドイツのバッハ一族と,フランスのクープラン一族です。
クープラン一族は,17世紀の中ごろから約200年の間に,すぐれたオルガニストや作曲家を数多く世に送っています。
このクープラン一族の中で「大クープラン」と呼ばれているのが,このフランソワ クープラン(2世)です。幼いころから父にオルガンを学び,早熟な才能を示したかれは,すでに10代にして教会オルガニストとしての活動を開始しました。その後,宮廷きゅうていでもオルガニストやクラヴサン教師として活躍かつやくしています。
クープランの作品には,「小さな風車」などのクラヴサン曲が多数あるほか,室内楽曲の「王宮のコンセール」などもよく知られています。彼の作品は,この時代のフランス音楽の一つの頂点を形づくるものとなりました。

※クラヴサン…鍵盤けんばん楽器の仲間で,チェンバロ,ハープシコードともいう。

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