ギター

現在げんざいのギターは,右の写真のように,ひょうたんのような形をした木製もくせい共鳴胴きょうめいどう(音をひびかせて音量を大きくするためのもの)にフレット(げんをおさえる場所をしめすもの)のついたさおをもち,そこにられた6本の弦を指やピックなどで直接ちょくせつはじいて音を出します。

 記録によれば,現在のギターの直接的な祖先そせんは,13世紀にあらわれました。その後さまざまな改良が重ねられ,18世紀末ごろ,それまで5弦だったギターに1番低い弦が1本加わって現在のギターの原形となる6弦のギターが生まれました。この変化によりギターの活躍かつやく範囲はんいは広がり,ギターの名演奏家めいえんそうかが数多く現れるようになりました。かれらは演奏するだけではなく,ギターのための作品も残しました。特に19世紀末から20世紀にかけては,スペインのタレガやセゴビアという人がギターの新しい技法ぎほうを生み出し,数多くのすぐれたギターのための作品を書きました。

20世紀後半になると,フォークギター(写真下左)やエレクトリックギター(エレキギター)(写真下右)などの活躍も目立つようになりました。現在ギターは,世界中で最も愛されている楽器の一つです。

【参考曲】
・「禁きんじられた遊び」

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