手拍子の踊りと歌

アフリカ東部

手拍子てびょうしおどりと歌

ケニアウガンダルワンダブルンジタンザニアといった地域ちいきのことを東アフリカともびますが,西アフリカやアフリカ中央部が主に農耕のうこうによって生活をいとなむのに対して,この地域では主に牧畜ぼくちくによって生活を営んでいます。

東アフリカの音楽の特色の一つとして,声楽と器楽のどちらにも,音楽表現ひょうげんの道具として「人の体」が重要な役割やくわりを果たすことが挙げられます。例えば,さけび声や手拍子てびょうしのリズムなどによる音楽です。

いくつかの種類の音を同時に鳴らすことを好むことも,特徴とくちょうとして挙げられるでしょう。例えば,独唱どくしょうと合唱がたがいにかけ合いながら,手拍子を打つものがあります。独唱の子どもがある物語を1フレーズずつ,語るように歌っていき,合唱の子どもたちはそれに答えるような形で,短い旋律せんりつを歌っていくのです。そこに,2拍子と3拍子が組み合わされた手拍子が重なるのです。この手拍子のように,ちがったリズムを同時に演奏する「ポリリズム」という表現のしかたはアフリカ音楽でよく使われていますが,これは正確せいかく拍感はくかんを長時間たもつことができるという,かれらの生まれつきの能力のうりょくのおかげだといわれています。



JASRAC許諾 M1303283012

〒171-0051 東京都豊島区長崎1丁目12番14号 Phone:03-3957-1175 / Fax:03-3957-1174
Copyright 株式会社教育芸術社 All Rights Reserved.