タイ/ラオス
ケーンはふつう14本の竹筒 をいかだのように2段 に組んだ中間にふき口が付いている風箱 があり,そのふき口から空気を送りこむことによって音が出ます。日本の笙 (雅楽 の楽器)と共通するところも見られますが,そのちがいを比 べると,例えば,風箱については,笙はうるしをぬった木材を用いているのに対して,ケーンは木のほかに金属 や象牙 も用いています。さらに,風箱そのものの形も,
笙は円筒形ですが,ケーンは箱形です。また楽器の大きさも,笙よりもかなり大きめです。
笙は円筒形ですが,ケーンは箱形です。また楽器の大きさも,笙よりもかなり大きめです。
風箱だけではなく,発せられる音にもちがいがあります。笙は一つの和音を強弱の変化を付けてのばし続けるのに対し,ケーンは
音を発するもととなるリードは,管の中に取り付けられていて,この
ラオスと,これに近いタイで用いられ,古くからの音楽の合奏には重要な
【参考曲】
・「
この曲は,タイの北東からラオスにかけての民族的な色合いを明るい音楽