パレストリーナ
(1525〜1594 イタリア)
パレストリーナは,16世紀のイタリアの作曲家です。本名は「ジョヴァンニ ピエルルイージ」ですが,ローマにほど近いパレストリーナという地に生まれたことから,この出身地の名前による呼び方が定着しています。
少年のころは聖歌隊員として,その後はオルガニストとして活動した彼 は,20代の半ばに,ローマのサン ピエトロ大聖堂の中にあるジュリア礼拝堂の楽長になりました。それ以来,彼は亡 くなるまでローマで活躍 し,無伴奏 合唱の宗教曲を中心に多くの曲をつくりました。
ルネサンス時代の厳格な作曲の規則を完璧 に使いこなしつつ,澄 んだ美しい響 きの音楽をつくり上げた彼は,模倣 対位法の大家として,のちの時代まで高く評価され続けています。
パレストリーナは,16世紀のイタリアの作曲家です。本名は「ジョヴァンニ ピエルルイージ」ですが,ローマにほど近いパレストリーナという地に生まれたことから,この出身地の名前による呼び方が定着しています。
少年のころは聖歌隊員として,その後はオルガニストとして活動した
ルネサンス時代の厳格な作曲の規則を
※聖歌隊員:教会や
※楽長:教会や宮廷などの楽団の中でいちばんえらい立場の人で,指揮や作曲をしたり,メンバーの指導に当たったりします。
※模倣対位法:作曲技法の一つ。規則に従いながら,ある