鹿児島県:|朝花節|
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朝花節 |
朝花節は,奄美大島の代表的な民謡で,歌遊びや祝いの行事,宴会などで歌われます。歌遊びの場面では,あいさつの歌として最初に歌われることが多いです。宴会の最後や別れの場面では,「送り朝花」,「別れ朝花」と呼ばれます。 朝花節の歌い方には一定の決まりはなく,歌詞のパターンもさまざまです。大まかには,祝いの行事で歌われる「長朝花節」,歌遊びで短時間歌われる「朝花節(はやり節)」,テンポの速い「一切り朝花節」に分類されます。長朝花節では,1つの歌詞が反復して歌われるため,ほかの朝花節よりも長い歌です。 伴奏には三味線が使われます。演奏するときは,ばち(細長いイチョウ型のもの)を使い,ある5つの音でできた律音階という音階で演奏されます。 また,裏声で多く歌われるのも特徴です。 |
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市来の七夕踊は,鹿児島県いちき 400年ほど前の 青年や子どもの踊り手が, 大里地区の神様や |
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鹿児島おはら節 |
「花は霧島 たばこは国分 燃えてあがるは (オハラハ)桜島」と歌われているのは,鹿児島県を代表する民謡「鹿児島おはら節」です。 その昔,薩摩(今の鹿児島県)の島津氏は,日向(今の宮崎県)まで治めていました。そのころ日向で歌われていた「安久節」を薩摩の武士や農民たちが聞き覚え,歌詞を作り変えて歌ったところ,地方にまで広がっていきました。特に「原良」一帯でよく歌われていたそうです。その「原良」に「小」をつけ,「小原良節」と呼ばれるようになったといわれています。 ところで,「おはら節」と呼ばれる歌は,他県にもいくつかあります。昭和の初めごろ,鹿児島で博覧会が行われることになり,この曲がレコード化されました。このとき,他県のものと区別するために「鹿児島おはら節」と曲名が決められました。(現在歌われているのは,中山晋平編曲のものです。) 現在,鹿児島市では11月に「おはら祭り」がにぎやかに行われ,「鹿児島おはら節」が多くの人々によって踊られ,歌われています。また,小学校や中学校などの秋の運動会で踊られることもあります。 「鹿児島おはら節」の特徴をまとめてみますと, ・軽快なリズムで,はなやかなこと ・明るく楽しい節 ・きびきびした速さ ・鹿児島県の名所や明治の偉人・食べ物などが歌いこまれた歌詞 などが挙げられるでしょう。 歌詞の一部を紹介します。 見えた見えたよ 松原ごしに 丸に十の字の (オハラハ)帆が見えた 雨の降らんのに 草牟田川にごる 伊敷原良の (オハラハ)化粧の水 【参考曲】 鹿児島はんや節 鹿児島浜節 |
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