パイプオルガン
パイプオルガンの祖先 となる楽器は,2000年以上も前に生まれたとされ,たいへん長い歴史をもっていて,宗教 音楽をはじめとして,さまざまなジャンルで使われています。
みなさんがパイプオルガンを見たとき,まず目に入るのは,たくさんならんでいるパイプ(管)でしょう。同じ鍵盤楽器 の仲間であるピアノは弦 をたたいて音を出しますが,パイプオルガンはパイプに空気を送りこみ,パイプを振動 ・共鳴させて音を出しています。
このパイプには大きく分けて,2種類のものがあります。一つは「リード管」といい,クラリネットと同じようなしくみをもち,リード(金属 の板でできていることが多い)の振動をパイプに伝えて音を出します。もう一つは「フルー管」といって,フルートや尺八 のように空気の流れでパイプを振動させて音を出します。
パイプ自体には音の高さを自由に変えるしくみがないので,いろいろな高さの音を出すために,さまざまな形のものがあるのです。パイプオルガンは,こうしたたくさんのパイプと,それを鳴らすための風を送る装置 ,そして楽器を操作 するための鍵盤の3つの部分からできています。
こうしたしくみをもつパイプオルガンは,20本前後のパイプをもった小さなもの(ひざの上に置いて演奏 する)から,1万本を超えるパイプを備 えるとても大きなもの(教会やコンサートホールなど建物の一部に組みこまれて設置 されている)まで,さまざまなものがあるのです。
また,手で操作する鍵盤だけでなく,足で操作する鍵盤や「ストップ・ノブ」と呼 ばれる音色を設定するボタンを操作しながら演奏するのも,特徴 の一つです。
みなさんがパイプオルガンを見たとき,まず目に入るのは,たくさんならんでいるパイプ(管)でしょう。同じ
このパイプには大きく分けて,2種類のものがあります。一つは「リード管」といい,クラリネットと同じようなしくみをもち,リード(
パイプ自体には音の高さを自由に変えるしくみがないので,いろいろな高さの音を出すために,さまざまな形のものがあるのです。パイプオルガンは,こうしたたくさんのパイプと,それを鳴らすための風を送る
こうしたしくみをもつパイプオルガンは,20本前後のパイプをもった小さなもの(ひざの上に置いて
また,手で操作する鍵盤だけでなく,足で操作する鍵盤や「ストップ・ノブ」と
【参考曲】
・「トッカータとフーガ
ニ短調」