モーツァルト

(1756〜1791 オーストリア)
ヴォルフガング アマデウス モーツァルトは,古典派音楽の一つの頂点を築いた作曲家です。 
オーストリアのザルツブルクで生まれた彼(かれ)は,幼いころから並外れた音楽の才能を示し,「神童」として知られました。彼は,宮廷(きゅうてい)音楽家の父レオポルトに連れられて,ヨーロッパ各地へ演奏旅行に出かけ,その天才ぶりを世に広めています。
旅先の大都市の宮廷で満足な職に就(つ)くことはできなかったので,しかたなく故郷のザルツブルクで宮廷音楽家を務めたのち,大司教に反抗(はんこう)して辞職。25歳(さい)からはウィーンで自由な立場の演奏家,作曲家としてめざましい活躍(かつやく)をしますが,最後は貧困のうちに35歳の若さで亡(な)くなりました。
しかし,どんな状況(じょうきょう)にあっても,モーツァルトはひとときも作曲の筆を休めることなく,交響曲(こうきょうきょく),協奏曲,オペラ,宗教曲など,あらゆるジャンルにわたって数多くの傑作(けっさく)を生み出しました。その多くが今日でもひんぱんに演奏され,200年以上もの時をへだててなお,人々の心に大きな感銘(かんめい)をあたえ続けています。
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