ロッシーニ
(1792〜1868 イタリア)
19世紀前半のイタリア オペラ界を代表する作曲家ロッシーニは,イタリアの小都市ペーザロで生まれました。旅回りのオペラ団でホルンを演奏していた父から音楽の教育を受けた彼 は,ボローニャの音楽学校を出て,若きオペラ作曲家としてのスタートを切りました。
「タンクレーディ」「セビーリャの理髪師 」といったオペラの大成功によって,20代にしてヨーロッパ中に知られる存在となった彼は,ウィーンやロンドンを訪問した後,パリに拠点 を移します。ここでイタリア座の芸術監督 を務め,33歳 のときにはフランス国王シャルル10世の即位 を祝う曲で「国王の第一作曲家」という称号 をもらいました。しかし,37歳でオペラ「ウィリアム テル」を発表したあとは,オペラの世界から引退し,年金暮らしをしながら小さなピアノ曲や歌曲を作曲するという後半生を送りました。
19世紀前半のイタリア オペラ界を代表する作曲家ロッシーニは,イタリアの小都市ペーザロで生まれました。旅回りのオペラ団でホルンを演奏していた父から音楽の教育を受けた
「タンクレーディ」「セビーリャの