(1923〜2000 東京)
中田喜直は,戦後の日本で,親しみやすい歌曲や合唱曲を多く手がけた作曲家です。
「早春賦 」の作曲者として知られる中田章 を父として,大正12年,東京で生まれました。東京音楽学校のピアノ科を卒業後,作曲グループ「新声会」に入って作曲を始め,26歳 のときに「ピアノ ソナタ」が音楽コンクールの第2位に入賞します。その後は,ラジオ歌謡 や童謡 などの作曲家として活躍 しました。
代表曲には,女声合唱のための組曲「美しい訣 れの朝」,ラジオ放送を通じて親しまれた歌曲「夏の思い出」「雪の降るまちを」,童謡「めだかの学校」「かわいいかくれんぼ」「ちいさい秋みつけた」などがあります。また,学校の校歌も数多く作曲しました。
中田喜直は,戦後の日本で,親しみやすい歌曲や合唱曲を多く手がけた作曲家です。
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代表曲には,女声合唱のための組曲「美しい
※東京音楽学校:現在の東京芸術大学音楽学部。